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第3回
カメラ付ケータイの選び方 その2
(2)CCDのサイズか画素数か
 次にCCDのサイズと画素の関係について説明します。デジタルビデオカメラやデジタルカメラの仕様のところを見ると「1/6 CCD」とか「1/1.8 CCD」といった表記があると思いますがお気づきでしたか。これはCCDの大きさを表しているのです。そして、このサイズの大小の差はどのような影響があるかというと、小さいサイズのCCDは光を受ける面積が小さくなるので画像が暗くなります。屋外で撮影する場合はそれほど影響はないと思いますが、室内で撮影した場合差が出てきます。
ですから、同じ画素数で比較した場合はCCDのサイズが大きいほうが明るい画像を得られます。


同じ画素数(眼の細かさ)でCCDのサイズが異なる場合。CCDの大きい方がよりたくさんの光を受け明るい画像となる。 CCDのサイズが同じで画素数(眼の細かさ)が異なる場合。鮮明な画像になるが、それぞれの画素の面積が狭くなり、傾向として画像は暗くなる。
 ではCCDサイズが同じで画素数が違う場合はどうなのでしょう?先ほどの説明のとおり、一般的には画素数が多いほど鮮明な高解像度の画像が得られるのですが、CCDという器の中に光を受ける画素の数が多くなると、その画素1つ1つの面積が狭くなり、ダイナミックレンジ(同時に撮影できる最明部と最暗部の幅)が狭くなり、感度が低下する問題が起こるため、画像は暗くなり、無理に明るくしてもノイズが多くなるのです。
 画素数の増加により画素面積が小さくなるのを防ぐには、撮像素子自体のサイズを大きくすればよいのですが、サイズの大きな撮像素子を採用するとコストがかかるだけでなく、レンズなどの光学系も大きくしなければなりません。そのため、価格や持ち運びのサイズを重視する一般向けのデジタルカメラでは、一般に1/1.8インチ〜1/3.2インチサイズの比較的小さな撮像素子が採用され、それに対してレンズ交換式の一眼レフタイプのデジタルカメラでは、大きいサイズの撮像素子が使われることが多いようです。

 この点について、携帯電話各社のカタログを見るとNTTドコモのカタログは、撮像素子の種類はもちろん、有効画素数、記録画素数、撮像素子のサイズまで細かく記載されておりカメラ重視の方には大変参考になるはずです。
 今回の内容は一般論ですので、細かい部分では画像処理に各社異なっているので実機を見てサンプルを比較していただくのが一番でしょう。また、今回この企画に対してWEBや書籍での執筆でおなじみの木地本昌弥さんのご協力によりサイトにリンクを張らしていただきました。このサイトではなんとメガピクセルのカメラ付ケータイ全機種のサンプル画像が掲載されているので、ぜひ一度ご覧ください。
 また、こちらには3月1日現在、各キャリアのカタログに掲載されている機種のカメラのスペックの一覧表を作成しましたので、先ほどの木地本さんのサイトと合わせてカメラ付ケータイ選びの参考にしてください。

(3)画像もダイエットしている
 今回最後は圧縮などの画像処理について説明したいと思います。同じ画素数のデジタルカメラとカメラ付ケータイで画像の容量が違うといったことはありませんでしたか?もちろん、これは画像の処理方法が各社違うからといってしまえばみもふたもありませんが、われわれ一般人でもわかるところでは画像フォーマットに関係があります。一般的なデジタルカメラやカメラ付ケータイの画像フォーマットには「JPEG」というフォーマットが採用されています。

 

 上の缶コーヒーの画像は、オバQことSONYのデジタルカメラDSC-U60で撮影した画像です。このカメラは200万画素、ズームなしといったスペックですが水深1.5mまでの水中撮影が可能なカメラです。傾いて立っていますがこれが直立している状態です。なかなかかわいいやつです。
 さて、このカメラの下の画像がU60で撮影した元画像です、サイズは1632×1224pixel、容量は1.04MBです。そして斜め右上の画像はその元画像を画像処理ソフトでJPEGで保存しなおしたものです。JPEG保存設定で[高画質]を選択しています。するとサイズは1632×1224pixel、容量は258KBです。さらに、真横の画像は先ほど同様、元画像を画像処理ソフトでJPEGで保存しなおしたものです。JPEG保存設定で[低画質]を選択しています。するとサイズは1632×1224pixel、容量は84.2KBです。サイズは変わらないのに容量がものすごくダイエットされていますね。このようにJPEGという画像フォーマットは人間の目が理解できない細かい階調(細かい色の変化)に関する情報を省略してできるだけ見た目の画質を落とさないようにできることから写真等の圧縮に適しており、コンパクトデジカメはもちろんカメラ付ケータイなどのほとんどで採用されているのです。そうしたことから、同じ画素数のデジカメとカメラ付ケータイで同じものを撮影したのにデジカメで撮影した画像の方がファイルの容量が多いという現象が起きるのです。


 今回はStep4までいくつもりでしたがなんとStep2で終わってしまいました。次回こそStep4までと撮影に適した環境と機材の設置について説明いたします。

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