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第5回 補正をしよう


 最近のデジタルカメラとプリンタは撮影した画像をそのまま出力(プリント)しても、ある程度の結果 を出してくれるようになりましたが、ここでは画像加工ソフトを使って、明るさ、コントラスト、色調の調整や背景紙のつなぎ目、ゴミを消す、肌の修正等をご紹介いたします。
 画像加工ソフトは各社からさまざまなものが発売されていますが、今回はアークソフトより発売されている「PhotoStudio(R)」を例に進めていきます。

※この記事はWin版を基に作成しておりますので、Mac版は若干仕様が異なる点がございます。


機能に納得、価格に納得!
編集部オススメの画像加工ソフトはこれだ!

 今回の企画で編集部がオススメするソフトは、この「PhotoStudio(R)」です。 膨大な画像加工と編集用ツールのだけでなく、色調補正や特殊効果など、画像編集に必要なあらゆる機能を備えています。 手持ちのデジカメと併せて使えば、簡単に自分だけのオリジナル写真も作れる納得の機能が満載です。
また、納得できるのは機能だけではありません。「PhotoStudio(R)」は高額なイメージの強い画像加工ソフトの中でも、パッケージ版は6,500円、ダウンロード版(Win版のみ)は3,980円と大変お手頃な価格です。 しかも、Windows版・Mac版両方ともあり、価格、汎用性も納得できるオススメのソフトです。



■色調補正

  画像加工ソフトで撮影画像を開いたとき、明るい・暗い、色が濁っている、色が鮮やかでない、ぼんやりとしている、など思ったイメージとは違うことがあります。このようなときに色調補正をおこない、元のイメージに近づけたり、イメージを強調したりして効果的に見せることができます。 「PhotoStudio(R)」の場合は「強調」メニューの中にある「明るさ・コントラスト」「色合い・鮮やかさ」「トーンの調節」などのツールを使います。

 1.暗い写真

 
▲修正前 ▲修正後
強調メニューから「明るさ・コントラスト」コマンドを選択します。
「明るさ・コントラスト」ダイアログボックスが表示されます。
明るさのスライドバーを調節して適正な明るさになるよう調整します。
明るくした場合、コントラストがやや低下しますので、 コントラストのスライドバーを調節して適正なコントラストになるよう調整します。

「明るさ・コントラスト」(1)   (2)
[強調メニュー]→[明るさ・コントラスト]   スライドバーを調節→「OK」をクリック


 2.黄色みがかった写真

 
▲修正前 ▲修正後
強調メニューから「トーンの調節」コマンドを選択します。
「トーンの調節」ダイアログボックスが表示されます。
チャンネルのラジオボタンのBを選択して、ハイライト/中間トーン/影のスライドバーを調節して適正な色になるよう調整します。
チャンネルのラジオボタンR・G・Bを選択してハイライト/中間トーン/影のスライドバーを調節することによりカラーバランスの調整をすることができます。

R・G・B(※1)を選択してスライドバーを移動させてみてください。それぞれが下記のように補色関係(※2)にあることが分かると思います。
R(レッド)←→ C(シアン)
G(グリーン)←→ M(マゼンタ)
B(ブルー)←→ Y(イエロー)


『トーンの調節』(1)   (2)
[強調メニュー]→[トーンの調節]   ラジオボタン選択→スライドバーを調節

  (3)
「OK」をクリック

参考/トーンの調節とRGB
▲Rを上げた場合   ▲Gを上げた場合

参考/トーンの調節とRGB
  ▲Bを上げた場合


 3.メリハリのない写真

 
▲修正前 ▲修正後

強調メニューから「明るさ・コントラスト」コマンドを選択します。
コントラストのスライドバーを調節して適正なコントラストになるよう調整します。

それでもなお鮮やかさに欠ける場合は

強調メニューから「色合い・鮮やかさ」コマンドを選択します。
「色合い・鮮やかさ」ダイアログボックスが表示されます。鮮やかさのスライドバーを調節してイメージした色合いに調整します。

『明るさ・コントラスト』(1)   (2)
[強調メニュー]→[明るさ・コントラスト]   スライドバーを調節→「OK」をクリック

『色合い・鮮やかさ』(1)   (2)
[強調メニュー]→[色合い・鮮やかさ]   スライドバーを調節→「OK」をクリック


修正の仕方
 背景紙のつなぎ目やゴミを消すのはもちろんのこと、顔のニキビ、シミ、シワ、ホクロなども消すことができます。証明写真の場合、写真が小さいので、よほど顔の特徴になるようなホクロなど以外は消してしまった方が良い場合があります。また目の下のクマなども不健康に見えてしまいますので、目立たないようにしたいものです。「PhotoStudio(R)」の場合はクローンツールを使います。

 ゴミを消す(→拡大画像はこちらから

ツールパレットからクローンツールを選択します。
オプションパレットから、修正したいところの大きさに合わせたブラシサイズを選びます。
Shiftキーを押しながら、複製したいところのオリジナル画像をクリックします。
修正したいところをドラッグします。先にShiftキーを押しながらクリックした場所の画像が複製描画されます。目の下のクマや肌の黒ズミはオプションパレットにある透明度のスライドバーを調節して複製描画を弱くして、何度かにわけてボカシながら修正します。

一度に強くクローンツールを使いますとその境界線が目だってしまうことがありますので注意が必要です。


『クローンツール』(1)   (2)
[ツールパレット]→[クローンツール]   [オプションパレット]→ブラシサイズ決定
  (3)
  [オプションパレット]→透明度

※中間トーンで始めに大まかな色味を補正して、その後にハイライトや影に微妙な色か ぶりある場合は おのおのを補正すると良いでしょう。


 修正前と修正後の顔の違い(→拡大画像はこちらから


■加工した際の保存形式(※3)について
 デジタルカメラで撮影した画像はほとんどの機種が「JPEG形式」で保存されていますが、画像加工ソフトで加工した画像はプロの場合「TIFF形式」で保存するのが一般 的です。「PhotoStudio(R)」の場合はWindowsBItmap/
Windowsビットマップ(BMP)やTaggdImageFile/タグ付きイメージファイル(TIF)などのファイルサイズを圧縮しない形式で保存します。
  ファイル形式によって、ファイルサイズを圧縮するものがあります。「JPEG形式」は圧縮前のオリジナル画像に比肩する画質を保ちながら、ファイルサイズを小さくできるファイル形式ですが、繰り返し保存を行うと、画質がその度に低下してしまいます。


■用語集

※1 【RGBとCMYK】
CMYKとは、C(シアン)、M(マゼンタ)、 Y(イエロー)、 K(黒)の略、RGBとは、R(レッド)、 G(グリーン)、 B(ブルー)の略で、どちらもカラーを表現するモードの一種です。
 CMYは印刷の3原色と呼ばれ、この3色の色を組み合わせ、すべての色を紙媒体に表現します。しかし、CMYだけでは「黒」を美しく表現できないため、CMY+Kが使われます。安価なカラープリンタなどでは、CMYのみの場合もあります。
 RGBは光の3原色と呼ばれ、パソコンやTVなどのように、モニター上にすべての色を再現します。
※2 【補色】
ある2つの色を混ぜたとき、灰色(無彩色)になる色。色相環上で対向位置にある色のことです。
【色相環】
※3 【保存形式】
画像ファイル形式にはさまざまなものがあります。代表的なものとしては、印刷業界などでよく使用されるEPS形式やTIFF形式、ホームページ作成に使われるJPEG形式やGIF形式があります。
「PhotoStudio(R)」では「JpegFile/Jpegファイル=JPEG」「TaggedImageFile/タグ付きイメージファイル=TIFF」「WindowsBitmap/Windowsビットマップ=BMP」となります。


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