自己分析や適性テストなどを通して、興味のある業界や向いている職種などの候補がある程度絞られきます。そこで、次に必要なのが業界や企業の研究です。ひとくちに業界研究というと難しそうに見えますが、まずは、本屋やインターネットなどで手軽に調べられることから始めてみましょう。

社会に出て実際に仕事をすると分かりますが、抱いているイメージと実際の仕事とは違いも多いことに気づくはずです。そのギャップをできるだけ小さくしていくこと、つまり興味の対象を明確にしながら業界・企業の実態を把握していくことが研究のポイントです。十分に研究しないうちに就職して、「イメージと違った」「まったく違う副業的な部門に配属された」などと後で後悔したり、短期間で辞めてしまうことのないよう研究は十分に行いましょう。そこで調べたことは社会人になっても役立ちますし、希望する会社への志望動機を明確にすることにもつながります。

具体的にどのようにして業界研究をすればいいのでしょうか。本屋に行けば、「メーカー」「マスコミ」「金融」など各業界ごとの本が何種類か出版されています。大学の図書館や就職課で探してみるのもいいでしょう。確かに業界の歴史や現在の景気など読んでも難しいことが書いてありますが、まずは仕事内容や実際にどんな人が働いているかなど自分が関心のある情報を中心に読み進めていきましょう。情報収集手段としては下記のような方法があります。
◆本 ◆就職情報誌 ◆インターネット ◆就職課資料 ◆経済系の新聞
必要だと思われる資料はスクラップしたり、ノートにまとめる習慣をつけるといいでしょう。

業界のあらましが分かったら、今度は企業研究です。同じ業界でも企業によって待遇や環境が全く違います。
自己分析などによって自分を知り、さらに企業のトップの理念などを知っていくなかで、自分にどの企業があっているのかを冷静に分析する必要があります。情報収集手段としては下記のような方法があります。
◆会社四季報・就職四季報(学生向け) ◆会社案内資料 ◆インターネット ◆OB・OG訪問
会社案内だけでは、企業側からのみの情報に偏ってしまうので会社四季報や実際に働いている先輩からの情報など客観的なデータも収集するようにしましょう。知っておきたいのは、資本金、事業内容、本社所在地、経常利益、従業員数、給与、勤務日、休日、福利厚生、社会保険、教育制度、その他待遇面などです。企業ごとにまとめたものを表にして、比べてみるといいでしょう。その際に、自分がその会社で働く具体的なイメージをわかせることも必要です。

業界研究・企業研究をする上で大切なのは、どんな仕事にも苦しいことやつらいことはつきものだということを念頭においておくことです。その中で自分の能力を生かせたり、やりがいを感じられる職業を探す目的として研究していきましょう。
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