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就・転職活動の流れ、キーワードなどの活動の基本情報から、活動中に生じる 疑問など、人に聞きづらい様々な問題をQ&A方式でわかりやすく解説していきます。
今までは給与が月給制でしたが、希望の会社は年俸制のようです。どう違うのでしょうか?また、どのように比較すれば良いのでしょうか?
年俸制でも企業によって支給の仕方は異なります。
まずは、年俸制の支払い方法を確認してみましょう。
年俸制の支払い方法は企業によって異なりますが、大きくわけて下記2通りが主流と考えていいでしょう。
(1)年間総支給額=「年俸」+「賞与」
(2)年間総支給額=「年俸(含む賞与)」
ボーナスが年俸額に含まれているかいないかということで区別できます。
(1)の場合は、「年俸」にあたる部分の1/12が月給として支払われ、ボーナスは企業や個人の業績・成果に応じて支給されることになります。(2)の場合は、ボーナス支給分を4ヶ月分とすると「年俸」にあたる部分の1/16を月給として支払われます。
ということは、年俸600万、その年のボーナスが4ヶ月となった場合、(1)と(2)の企業では、年間の総支給額の違いは、
(1)年間総支給額(年収)=年俸600万+賞与(50万×4ヶ月)=800万円
(2)年間総支給額(年収)=年俸600万円
となり、同じ年俸でも年間で受け取る額は全く異なってきます。ボーナスが含まれるのかどうかは大きな違いですので、年俸制○○万円とだけしか明記されていない場合、毎月の支給額、ボーナスの扱いは、確認をしておいた方がいいでしょう。
それでは、現状の月給制とどう比較していけば良いか考えてみましょう。
月給制では、基本給に各種手当を付加した金額が支払われています。例えば、Aさんの月給を35万円とし、今年受け取ったボーナスを4ヶ月分とすると、月給制での年間総支給額は、
年間総支給額(年収)=(35円×12ヶ月)+(35万円×4ヶ月)=560万円
となり、Aさんの今年の年収は560万円になります。ボーナスを含めての金額が560万円ですので、年俸制の支払い方法が(1)、(2)どちらの場合でも年俸560万円以上であれば、現状の生活レベルを維持できるでしょう。
ここで注意したいのが、年俸制(1)の支払い方法の場合です。
(1)の場合は、年収=年俸ではありませんので、年収560万円ということから年俸を逆算した場合、
年俸 = 「年収」 - 「賞与」 = 560万円−(4ヶ月分:140万)=420万円
毎月35万の月給は支払われますが、賞与は企業・個人の業績・成果によって変動するものですから、もし賞与が少ない場合には年収が大きく下がってしまうことになりますので、注意が必要です。年収として得られる報酬のうち、どの部分が確実に支払われ、どの部分が変動するものなのかをしっかり把握しておくことが大切です。
年俸制での給与は、年に1度の成果の見直しによって大きく変動します。年俸制と成果主義は切っても切りはなせない関係になっていますので、月給制の企業から年俸制の企業へ転職した場合、成果による給与変動の大きさに驚くことでしょう。成果を出した分だけの見返りがあるので、やりがいと感じることもあるかもしれませんが、逆に成果を出せなかったときは大きく下がることも忘れないでください。
また、「年俸制=残業代が出ない」ということではないのですが、「年俸制では残業手当が出ない」という企業もあります。年俸制の成果配分を重要視している企業の中には、年俸やボーナス以外のインセンティブが支払われているところもあり、企業によって年俸制の扱いや従業員の年俸制の満足度が大きく異なっています。
だからといって月給制の支払い方法が、長期的に見て安定しているかということも一概に言えません。企業は日々進化しているのですから、極端な話、月給制の企業が次年度から年俸制になることもあり得るのです。
月給制・年俸制どちらが得なのかは、人それぞれに感じ方によって異なります。給与形態だけで選ばず、その支給方法が自分に合うものなのか、満足できるものなのかどうかを見極めることが転職を成功させるためには大切です。
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