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尾方 僚(おがた りょう)
就職コンサルタント。(株)インターンシップ代表取締役
 上智大学文学部社会学科卒業。大手就職情報会社に9年間勤務後、就職コンサルタントとして独立。慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネススクール)、アントレプレナースクールで科目履修後、担当教授のサポートで(株)インターンシップを立ち上げる。
 現在、大学、企業人事向け講演を多数行っている。企業の採用コンサルテーションも多数担当。新聞・雑誌・TV等のコメンテーターとしても活躍中。また、大学生のビジネス能力をつけるための「ベーシックビジネススクール」を開校。学生たちには「内定獲得は入口にすぎない。将来を見据えたキャリアプランが描ける就職を」という観点で仕事を行っている。その指導には、学生だけではなく企業サイドからも定評がある。
 Yahoo! JAPANの就職情報サイト「Yahoo!求人情報新卒学生のための就職情報」で、「尾方 僚の就職相談室」を公開中。
 主な著書に『就活(勝)道2004』(新星出版社)『こんな親では就職できない』『こんな人こそ外資へ行け』(廣済堂出版)、『誰も書けなかった就職50のルール』(オーエス出版社)、『インターンシップ』(監修/学生援護会)などがある。

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今週の質問者

ポテトシティさん
(36歳・男性)

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某大手メーカーの営業から編集プロダクションへ転職して1年2ヵ月。独身。現在年収264万。貯蓄288万。賃貸住宅に一人暮らし。
■Question

 第2回 人間の価値と給料はイコールか?!


 都内の小さな出版社(編集プロダクション)で雑誌の編集をしています。今の会社に勤めて今月で1年2ヵ月になります。その前は、某大手メーカーで営業の仕事をしていたのですが営業という仕事内容にやりがいを見出せず、何か手に職をつけようということとパソコン好きが高じて未経験でかつ年齢的に厳しいながら今の会社に採用してもらいました。正直、現在一人暮らしで年収も前職の6〜7割ぐらい、入稿日近くになると終電帰りや徹夜、休日出勤という過酷な状況なのですが、雑誌の発売日に書店にいって並んでいる本をみるととても清々しい達成感により救われて続けられている状態です。
 少し前に交際している女性(28)がいたのですが、あるとき電話で給料の話になりました。彼女にすれば結婚を少なからず考えていたのでしょう。彼女のほうが給料が多いらしいという話しの展開から口論になり別 れてしまいました。私は自身の仕事に誇りを持っていましたが、彼女にすれば「給料=人間の社会的価値」という捉え方だったようです。確かに同年代の人間より給料が少ないのは自覚しています。年齢的にも2、3年中には結婚したいとは思っています。今の会社は前からいる社員の人の話を何気に聞いている限りでも編集プロダクションなのでそれほど給料は高くないようです。
 今後将来的なことを考えた場合、とりあえずもう何年かここにいるべきか。今のキャリアをもとに機をみて同業種での転職をするべきか。はたまた厚生労働省の教育訓練給付制度を利用して仕事内容の好き嫌いに目をつぶりもっと給与水準の高い業界にチャレンジして転職するべきでしょうか。先生の就職コンサルタントとしての意見をお聞かせいただければ幸いです。
■Answer
 自分の目標は何か、考えてみよう。

 まず現在の自分の目標は何なのか、いうことに重点をおくべきでしょうね。確かに結婚するにはある一定のお給料も必要でしょう。ここで整理しなければいけないのは「結婚を今どうしてもしなくてはいけないのか」という点です。
 これからの長い人生の中で「仕事をしている時間」が一番多いはずです。「仕事」あっての生活です。私からのアドバイスは仕事にやりがいをみつけているのでしたら、今の仕事でステップアップして年収をあげる方法を考えてみることのほうが大事ではと思います。そして別 れてしまった彼女ですが、お給料が少ないからという理由で別れたのでしたら、あなたが人生において「目標としているものは何か」、ということが理解できなかったわけですから、ちょっと厳しい表現にはなりますが縁はなかったのでしょうね。これから先また出会いもあるでしょう。
 人生「何歳で結婚しよう」といくら思っていても思い通りになるものでもありません。相手あってのことです。ただし「仕事」はしていかなければならないものです。そう考えて、「仕事」と「結婚」は切り離して考えてみましょう。もちろんお給料を上げることを考えるは大事なことです。
 それには今の仕事でもっとできるようになりお給料をあげるべく考えてみるという方法があるでしょう。それにはもちろん今の会社で技術をみにつけ、人脈などをつくり転職していくということも考えにいれるべきでしょう。いずれにしてもまだ仕事が変わって1年2ヶ月です。その仕事がわかったという段階でもないと思います。自分の選択を評価するのはまだ時期早々と思いますよ。



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