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尾方 僚(おがた りょう)
就職コンサルタント。(株)インターンシップ代表取締役
 上智大学文学部社会学科卒業。大手就職情報会社に9年間勤務後、就職コンサルタントとして独立。慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネススクール)、アントレプレナースクールで科目履修後、担当教授のサポートで(株)インターンシップを立ち上げる。
 現在、大学、企業人事向け講演を多数行っている。企業の採用コンサルテーションも多数担当。新聞・雑誌・TV等のコメンテーターとしても活躍中。また、大学生のビジネス能力をつけるための「ベーシックビジネススクール」を開校。学生たちには「内定獲得は入口にすぎない。将来を見据えたキャリアプランが描ける就職を」という観点で仕事を行っている。その指導には、学生だけではなく企業サイドからも定評がある。
 Yahoo! JAPANの就職情報サイト「Yahoo!求人情報新卒学生のための就職情報」で、「尾方 僚の就職相談室」を公開中。
 主な著書に『就活(勝)道2004』(新星出版社)『こんな親では就職できない』『こんな人こそ外資へ行け』(廣済堂出版)、『誰も書けなかった就職50のルール』(オーエス出版社)、『インターンシップ』(監修/学生援護会)などがある。

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今週の質問者
dropkickさん
(23歳・男性)
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正社員として勤務。未婚。貯蓄なし。両親と同居。
■Question
 第15回 会社を辞めた理由

 新卒で入った会社を配属後半年で辞めました。面接でいつも「なぜお辞めになられたのですか?何があったのですか?」と聞かれるのですが、「○○の仕事ができないので」など言ってみたところ「それにしても、なぜそんなに早く辞めるという結論を出したのでしょうか。それぐらいのことでしたら辞めずに転職活動するものではないですか。辞めてしまうほどの何かあったのではないですか」などと突っ込まれます。それでも「いえ、そんなことはありません。転職の面 接のために休めませんし、転職活動に本格的に専念しようと思いまして」と答えてはいますが、納得してもらえません。もう正直に、上司と人間関係がうまくいってなかったと言ってしまったほうがマシなのでしょうか。本当の理由は課長とリーダーが仕事もせずに2人で雑談をしてばかり、仕事の失敗や不具合は全て若手の責任ということで押し付ける課内の体制に嫌気がさして辞めたのですが。
 明日も面接です。もう同じことばかり言っていて面接落ちまくっていますから、いいかげん明日はまともなことが言いたいです。ご指導のほどよろしくお願いします。

■Answer
 理由をいろいろ書き出してみよう

 まずは自分がなぜ辞めたかという点をいろいろ書き出してみましょう。もちろん、上長たちの様子が嫌いだった、ということが一番の理由でしょうが、それだけではないはずだと思います。上長たちの仕事ぶりをみていて「会社の将来に不安を感じた、またはこの人たちについていても仕事を何一つ覚えられない」など自分のキャリアに対する不安などがでたのではないでしょうか。つまり、辞めた原因は一つのことだけではなく、いろいろな要素がかみ合っていることと思います。それを理由にしたほうがよいと思います。「○○の仕事ができないので」という理由だけでは、「なぜその仕事をしたいと思っているのか、またはその仕事をさせてもらえなければすぐ辞める人なのか」という評価になりかねません。また「職場の上長が嫌いで」という理由だけでは「嫌いな人がいたら、この人はすぐ辞める人なのか」ということにもなります。
 まず、自分は「今後、どのように働いて行きたいと思っているのか、そしてそのためにはどんな環境が必要なのか」ということを考えて前向きに転職活動をしているという姿勢が大事です。そこをまず考えて、その回答の中で「実は以前勤めていた会社の上長たちが」ということを出すのでしたらよいと思います。自分が答えることに確固たる自信をもてば面 接の際にも、自信のある前向きな態度が出てきます。実は「なぜ辞めたのですか」という質問は「自己PRや志望動機」を言えるチャンスです。「自分のキャリアについてこう考えていて、このように働いていきたいと思ったから会社を辞めた。そしてこの会社で目標を実現するためにがんばっていきたい」という流れになるからです。よく考えてみて、前向きに取り組んでください。



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