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第1回
つらかったのは、“伝えたいこと”と
“伝わっていること”が違うということ
 Y.M.さん (22歳・女性)

都内私立大学/社会学部

大手飲料水メーカー/広報



■どういう方面に進みたいか。まずはターゲットをしぼる

 「まず、私がよく行くイベントや展覧会、映画などを、どこが主宰しているかを調べ、それらの企業をターゲットにしました。 また、そういった企業がどのようにイベントに関わっているかを調べました。主宰しているのか、下請けなのか、お金だけ出しているのか。そして、それぞれにどのように対策を立てていくかを考え、自分がいけそうなものといけそうでないものを分けました。」


■面接段階まで、思うように進まない。自己分析の結果、見えてきたもの

 「最初はどこの会社でも、エントリーシートに似たようなことを書いていたような気がします。あこがれで会社を選んだり、一応その会社について調べても、結局うわべだけだったり。 情報収集は誰でもできますが、そこから一歩踏み込むかどうかの違いが大きいと思います。つまり今、私達は商品を手にする、という情報の受け手側なのですが、それが今度送り手になった時に、どういう戦略で何を明確にして誰に伝えたいのかということを、徹底的に調べる。自分がどれだけ客観視して考えることができるかというのが今までは足りなかった。
 次に、それが本当に自分がやりたいことなのかというのも問題で、いくらでも客観的な立場になろうと思えばなれるかもしれません。言葉がうまかったり説得力があったり、飲み込みが早かったら。だけど、それが本当にやりたいことなのかというのは、人事の方はすぐ見分けがつくし、結局自分の体験と織りまぜて説得力のある話ができる人、面 接で強烈な印象を与えられる人というのが、やはり会社もほしいと思うのです。」


■時には、立場の違う人と話すことも大切

 「ある時、親友に話した時に、言ってることが分からないと言われたのです。 今まで気付かなかったことでした。同じ業界志望の人たちと話すと、ツーカーじゃないですけど、何となく通 じてしまう。同じような人間の中で同じように言ってると意外に見えない。
 だからこそ、立場がまったく違う人、年齢や業界も違う人に、どれだけ伝わるか。無駄 な言葉をそぎ落として言いたいことをストレートに言う作業を繰り返したことによって、自信がつくようになりました。」


■失敗を活かし、自分から動いた末に出会った会社

 「学生時代に音楽祭をやった時、そのコンセプトや企画そのものに私はすごく共感したのですが、それを実現できるだけのマネジメントがなってなかった。素人が、熱意だけではできないということを、その時知りました。 それで、失敗したことに対して、どうしてこうなったんだろう、じゃあどうすればいいんだろうってのをずっと考えていました
 そんな時、たまたま本屋さんで、ある文化施設が作られた時の本を見つけたのです。それは、設立までの背景とか、エンターテインメントをお金にするには、というようなことが体系付けて書かれている本でした。 是非この本を書いた人に会ってみたいと思って調べてみました。 そうしたらその著者が、ある大学で社会人を対象に、文化的なものをマネジメントするための講座をやるというのを聞いて応募してみました。そこが私にとってよかったと思います。
 社会経験ある人がたくさん来ていて、しかも自分の興味ある分野の方々から生の声を聞ける。経営的にどうだとか、広告はどうしたとか、勉強することができました。 そういう方々の話を聞いて、直接受けた会社のうちの一つが、今回内定いただいた会社だったのです。」


■やみくもに動くのではなく、自分の足元を見る

 「つらかったのは、“伝えたいこと”と“伝わっていること”が違うということ。 伝えたい伝えたいと、一人よがりに言ってもダメ。伝わる努力を惜しまない。就活は、”合う合わない”だから、合うまで探す。 うまく行かない時というのは、やみくもにただ走り回って情報収集したり、OGの方にやみくもに会ってもらったり。でももっと、自分の足元を見るということする必要があると思います。
 最初のスランプは、大学院に進むか就職するかで悩み過ぎてた時で、自分でももったいないなっていうくらい無駄 に過ごしてしまいました。でも、悩み切らないと次に進めなかったので、今思えばそれもよかったと思います。」

2003.6.23取材




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