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決算書の読みこなし力の習得は就職活動に必要だと前回お話しました。直接就職活動に関係なさそうなのにどうして?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。けれど、就職活動とは“ビジネスパーソンの仲間入りをさせてもらう儀式”。そしてビジネスパーソンにとって決算書読みこなし力とは、教養、つまり「身に付けていて当然」の社会的常識のひとつであるといえます。
ビジネスパーソンとして決算書を読めるようになると、いくつものメリットがあります。
まず、実際の仕事に活かすことができます。日常業務をこなしていると、ときどき自分が何をしているのかわからなくなってしまうことがあります。会社にとってなんの役に立っているのか、まるで自分が無意味な歯車のように思えるときが誰にでもあるものです。しかし決算書を読むと、こうした空しさに襲われることはなくなります。自分の業務がどんな意味をもっているのか、会社にどう貢献しているのか、マクロの視点から人に語れるようになります。会社の戦略が見えてくるので全体の流れが把握でき、仕事にやりがいを感じるようになるでしょう。この視点は、就職活動にも大いに生かせるはずです。自分のやりたい業務がどんな意味をもっているのか、会社にどう貢献するのか、マクロの視点から人に語れるようになれます。そうすれば、「なぜその仕事がやりたいのか?」「どうしてこの会社で働きたいのか?」といった就職活動でお決まりの、けれど一番のキモの質問に説得力をもって答えられるようになるというわけです。
特に女性の場合、「君の言っている話は意味が通じない」としばしば指摘されがちです。つまり論理的に話ができない人が多いのが現実です。もしあなたが論理的に話をするのが苦手ならば、“数字で語る”クセをつけるのをおすすめします。数字で語れば、例えありふれたツマラナイと思えるアルバイトですら、魅力的な仕事をしていたような印象を他人に与えることができます。ちなみに、この数字で語る能力のことをアカウンティング能力といえます。ビジネスの世界では、アカウンティウング能力がある人は非常に高い評価を受けるのが常です。もちろん、女性が身に付けるとかなりアドバンテージ大です。
また、データ分析能力が格段にレベルアップするというメリットもあります。
仕事をしていると、いろいろな数字と格闘する必要に迫られます。たとえば月間売上データや地域別利益データ、来店客数、販売数量など、業務に関連するデータはいくらでもあります。これらを分析して原因を探り、対応策を検討するという一連のプロセスはどこの会社でも日常的に行なわれており、これができない社員は使えないとまで言われています。もしもあなたが「数字は苦手だ」というタイプだとしたら、苦手意識を克服する絶好のチャンスです。決算書を読むことでデータ分析能力がぐんぐん身につき、使える社員へと変身するでしょう。
いずれにしろ、決算書を読める人はまだまだ少ないので、ちょっと勉強しておくだけでも強力なアドバンテージとなるでしょう。資本主義社会において、ことお金や法律に関しては、知らない人が泣きを見るようになっています。知っている人だけが笑えるしくみになっているのです。それがこの社会の大原則です。いざというとき泣きを見なくて済むように、最低限の知識は身につけておくべきではないかと思います。
次回は、女性が陥りやすいワナについてお話したいと思います。 お楽しみに。
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